交通事故の加害者が実刑に。保証は誰がするの?

Q、私は交通事故の被害者です。加害者が無保険の状態でこれまでは自腹で治療費等を支払ってくれていましたが、実刑判決となってしまいました。今後の保証については誰がしてくれるのでしょうか?

半年ほど前に私は交通事故の被害者になりました。
特に後遺症と思われるような懸念はありませんが長期間にわたり治療が必要なため通院を続けています。
加害者の方は無保険状態で事故を起こしてしまったため、保証問題についてはこれまで、加害者の方が治療費等を直接支払ってくれていた状態です。
しかし交通事故そのものが起きてしまった時に加害者の方が飲酒運転をしていたため、今回の事故の前にもいくつかの前科などがあるようで実刑判決となってしまいました。

今後加害者の方と直接連絡を取ることができなくなってしまうのですが、その場合、今後の保証については誰が行ってくれるのでしょうか?
加害者の方が支払えない以上は請求するところもなく加害者の方が出所するまで費用面についての保証は受けられないものと諦めなければならないのでしょうか?
そうなると私自身、これ以上自腹を切って通院するのはとても難しい状況ですので何とか無理をしてでも仕事に復帰しなければなりません。
どうすれば良いのかが分からない状態の中で加害者の方が実刑判決となってしまいましたので今後についてとても困っています。

A、いくつかの方法があります。

このようなケースでは必ずしも全く保証が受けられないというわけではありません。
まずは加害者の方の意向によって、加害者の方が時期判決を受けている懲役中でも労働している賃金を少しずつ送金してくれるなどといったことも考えられます。
このあたりについてはいずれか加害者の方と面会もしくは手紙でのやり取りで話すと良いでしょう。

またこの他の方法として、加害者のご両親が健在であれば一度相談してみるといった方法もあります。
そこでご両親が加害者を本人に代わって必要な費用を負担してくれるのであれば、このような方法でその後の保証についても払ってもらうと良いでしょう。
どちらも難しい場合には当然ですが保証が受けられなくなってしまうことになります。

ただし加害者は実刑判決を受けていても出所した後、再び被害者の方に対しての保証を行っていかなくてはなりませんから、いずれ出所するときのために今から使用に必要となって費用などはすべて領収書を保管するようにしましょう。
またこのほか、加害者の方が仕事中に起こした事故であれば、加害者の方が働いていた会社にも責任がありますので、会社側から保証してもらうといった方法も選択できます。
この場合には相手の会社側に話をしなければならないのですが、しっかり対応してくれなかったりすることもあります。

その時には弁護士さんを通じて先方の会社との話し合いを進めていくと良いでしょう。
仕事中の事故であれば会社には運行供用者責任というものがありますので、少なからず責任を取らなくてはなりません。
また最低限の保証に関しては、加害者の方が加入していた自賠責保険の中から保証されますから、こういった部分についても被害者の方は請求してください。
ただしその際には必要になる種類がいくつかあるため、こういった種類について事前に確認した上で一式揃えて申請しましょう。
まずは加害者の方のご両親に話をしてみることが1番と言えます。

また加害者の方にお金を送金してもらう場合では、懲役中は手紙を送付できる回数などが限られていますので、このような部分についてはある程度広い心、そして長い目で見る必要が出てくる事も覚えておきましょう。